単項プラス (+)
単項プラス演算子 (`+`) は、オペランドの前に置かれ、そのオペランドを評価し、それが数値以外の場合は数値に変換します。
試してみましょう
構文
+x
解説
単項マイナス (-
) も非数値を数値に変換できますが、単項プラスは数値に対して他の演算を行わないため、非数値を数値に変換する最も高速で好ましい方法です。これは、整数や浮動小数点の文字列表現や、非文字列値である true
、false
、null
を変換することができます。10 進数と 16 進数 (接頭辞 0x) の両形式の整数と負の数 (ただし 16 進数を除く) に対応しています。BigInt 値に対してこの演算子を使用すると TypeError が発生します。特定の値を解析できない場合は、NaN
と評価されます。
例
数値での使い方
const x = 1;
const y = -1;
console.log(+x);
// 1
console.log(+y);
// -1
数値以外での使い方
+true // 1
+false // 0
+null // 0
+function(val){ return val } // NaN
+1n // BigInt 値は数値に変換できないためエラーになります
仕様書
Specification |
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ECMAScript Language Specification # sec-unary-plus-operator |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser