<rb>: ルビベース要素
非標準: この機能は標準ではなく、標準化の予定もありません。公開されているウェブサイトには使用しないでください。ユーザーによっては使用できないことがあります。実装ごとに大きな差があることもあり、将来は振る舞いが変わるかもしれません。
HTML ルビベース (<rb>
) 要素は、 <ruby>
表記のベースとなるテキストの部分を区切るために使用されます。つまり、修飾される文字列です。一つの <rb>
要素がベーステキストの不可分な区間を隔てるように囲みます。
属性
この要素にはグローバル属性のみがあります。
使用上のメモ
- ルビ表記は、日本語の振り仮名や台湾語の注音符号のように、東アジアの文字の発音を示すためのものです。
<rb>
要素はルビベース文字の区間を区切るために使用されます。 <rb>
要素は空要素ではありませんが、ソースコード上ではそれぞれの要素の開始タグだけを含めるのが一般的で、その方がマークアップが複雑ではなく読みやすくなります。ブラウザーは表示する際に完全な要素に補完します。- 修飾をしたいそれぞれのベース区間/
<rb>
要素ごとに一つずつ<rt>
要素を置く必要があります。
例
この例では、元の文字に対して "Kanji" が等価であるという注釈を提供します。
<ruby>
<rb>漢<rb>字
<rp>(</rp><rt>kan<rt>ji<rp>)</rp>
</ruby>
ルビのベーステキストを二つの部分に区切るために二つの <rb>
要素を含めています。一方で、注釈も二つの <rt>
要素で区切っています。
なお、この例を完全に分割して注釈された二つのベーステキストの部分で書くこともできます。この場合は <rb>
要素を含める必要はありません。
<ruby>
漢 <rp>(</rp><rt>Kan</rt><rp>)</rp>
字 <rp>(</rp><rt>ji</rt><rp>)</rp>
</ruby>
body {
font-size: 22px;
}
出力は以下のようになります。
上記の HTML はルビに対応していないブラウザーでは次のように表示されます。
メモ: それ以外の例は、 <ruby>
要素についての記事を参照してください。
仕様書
Specification |
---|
HTML Standard # rb |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser