HTMLElement.hidden
HTMLElement
の hidden
プロパティは論理値で、この要素が非表示の場合は true
で、それ以外の場合は false
です。 これは、CSS プロパティの display
を使用して要素の可視性を制御することとはまったく異なります。
hidden
プロパティはすべてのプレゼンテーションモードに適用され、ユーザーが直接アクセスできるように意図されたコンテンツを非表示にために使用するべきではありません。
hidden
の適切な使用例は次のとおりです。
- まだ関連性はないが、後で必要になる可能性のあるコンテンツ
- 以前は必要であったが、もう存在しないコンテンツ
- テンプレートのようにページの他の部分で再利用されるコンテンツ
- 描画バッファーとしてオフスクリーンのキャンバスを作成する
不適切な使用例には次のものがあります。
- タブ付きダイアログボックスでのパネルの非表示
- あるプレゼンテーションでコンテンツを非表示にし、他のプレゼンテーションでは表示されるようにする
メモ: hidden
でない要素は、hidden
要素にリンクしてはいけません。
値
論理値で、この要素がビューから非表示になっている場合は true
、そうでなければ false
の値です。
例
次に、非表示のブロックを使用して、ユーザーが珍しい要求に同意した後に表示されるお礼のメッセージを含める例を示します。
JavaScript
document.getElementById("okButton")
.addEventListener("click", function() {
document.getElementById("welcome").hidden = true;
document.getElementById("awesome").hidden = false;
}, false);
このコードは、ウェルカムパネルを非表示にして、その場所に "awesome" という名前のフォローアップパネルを表示する、ウェルカムパネルの [OK] ボタンのハンドラーを設定します。
HTML
2 つのボックスの HTML は次のとおりです。
ウェルカムパネル
<div id="welcome" class="panel">
<h1>Foobar.com へようこそ!</h1>
<p>[OK] をクリックすると、あなたは毎日が素晴らしいことに同意します。</p>
<button class="button" id="okButton">OK</button>
</div>
この HTML は、ユーザーをサイトに歓迎し、[OK] ボタンをクリックして同意していることを伝えるパネルを(<div>
ブロック内に)作成します。
フォローアップパネル
ユーザーがウェルカムパネルの [OK] ボタンをクリックすると、 JavaScript コードは 2 つのパネルのそれぞれの hidden
の値を変更して 2 つのパネルを入れ替えます。 フォローアップパネルは、HTML では次のようになります。
<div id="awesome" class="panel" hidden>
<h1>ありがとう!</h1>
<p>今日は素晴らしいことに同意してくれて<strong>とても</strong>ありがとう!
さあ、世界をもっと素晴らしいものにするために、
そこから出て、素晴らしいことをしてください!</p>
</div>
CSS
コンテンツは、以下の CSS を使用してスタイル設定されます。
.panel {
font: 16px "Open Sans", Helvetica, Arial, sans-serif;
border: 1px solid #22d;
padding: 12px;
width: 500px;
text-align: center;
}
.button {
font: 22px "Open Sans", Helvetica, Arial, sans-serif;
padding: 5px 36px;
}
h1 {
margin-top: 0;
font-size: 175%;
}
結果
仕様書
Specification |
---|
HTML Standard # dom-hidden |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser