HTMLElement: dragenter イベント

dragenter イベントは、ドラッグ中のイベントやテキストの選択範囲が、妥当なドロップターゲットに入ったときに発生します。

ターゲットのオブジェクトはユーザーによる直接の選択範囲（ドロップターゲットとしてユーザーによって直接示された要素）、または <body> 要素です。

バブリング あり
キャンセル 可
既定のアクション ターゲットになりうる要素としては、ユーザーの即時選択を拒否する。
インターフェイス DragEvent
イベントハンドラープロパティ ondragenter

例

dragenter のドロップゾーンのスタイル付け

この例では、コンテナーの中にドラッグ可能な要素を入れています。この要素を掴んで、他のコンテナーの上にドラッグし、そして放してみましょう。

ドラッグ可能な要素がコンテナーの上にある間、 dragenter イベントを待ち受けて、他のコンテナーの背景を紫色にし、ドラッグ可能な要素がコンテナーにドロップされることを知らせます。

ドラッグ＆ドロップの完全な例については、drag イベントのページを参照してください。

HTML

<div class="dropzone">
  <div id="draggable" draggable="true">
    この div はドラッグ可
  </div>
</div>
<div class="dropzone" id="droptarget"></div>

CSS

body {
  /* 例でユーザーがテキストを選択するのを防ぐ */
  user-select: none;
}

#draggable {
  text-align: center;
  background: white;
}

.dropzone {
  width: 200px;
  height: 20px;
  background: blueviolet;
  margin: 10px;
  padding: 10px;
}

.dropzone.dragover {
  background-color: purple;
}

JavaScript

const target = document.getElementById("droptarget");
target.addEventListener("dragenter", event => {
  // ドラッグ可能な要素がドロップ先に入ったときに、ドロップ先の候補を強調表示する
  if (event.target.classList.contains("dropzone")) {
    event.target.classList.add("dragover");
  }
});

target.addEventListener("dragleave", event => {
  // ドラッグ可能な要素がドロップ先から離れたときに、ドロップ先の候補の背景をリセットする
  if (event.target.classList.contains("dropzone")) {
    event.target.classList.remove("dragover");
  }
});

結果

仕様書

Specification
HTML Standard
# ix-handler-ondragenter
HTML Standard
# event-dnd-dragenter

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報