HTMLImageElement.src
HTMLImageElement
の src
プロパティは、 HTML の src
属性を反映し、 <img>
要素に表示する画像を指定します。
値
ブラウザーがビューポートサイズとディスプレイのピクセル密度に最適な画像を選択するために、一連の画像ではなく単一の画像のみを提供する場合、 src
属性は希望する画像の URL を指定する文字列となります。これは、 HTML の中で src
コンテンツ属性を用いて設定するか、プログラムによって要素の src
プロパティを設定することで行うことができます。
srcset
コンテンツ属性を使って、異なる表示ピクセル密度の複数の画像オプションを提供する場合、 src
属性で指定された URL は、 2 通りの方法で使用されます。
srcset
に対応していないブラウザーのための代替画像として使用します。srcset
にサイズ倍率1x
で画像を指定するのと同等です。つまり、src
で指定した画像は、低密度の画面(ふつうの 72 DPI や 96 DPI ディスプレイなど)で使用されます。
さらに、 src
を sizes
(または、対応する sizes
コンテンツ属性)および srcset
の両方を使用して、ビューポートサイズに基づいて画像を選択する場合、 src
属性は sizes
と srcset
に対応していないブラウザーのための予備としてのみ使用されます。その他の場合は、全く使用されません。
例
単一の画像の指定
HTML
<img src="grapefruit-slice-332-332.jpg"
width="160"
alt="グレープフルーツのスライスです。おいしそう。">
結果
一連の画像を src で使用
ビューポートベース選択時の代替画像の指定
ビューポートベースで画像を選択する際に、 sizes
プロパティも指定して srcset
から選択すると、 src
プロパティはビューポートベースでの選択に対応していないブラウザーで使用される代替画像として機能します。ビューポートベースの選択に対応しているブラウザーは、この場合は src
を無視します。
HTML
結果
仕様書
Specification |
---|
HTML Standard # dom-img-src |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser